公認会計士試験業界において、TACや大原といった大手予備校と肩を並べている、CPA会計学院。
公認会計士の予備校や通信講座を探し始めた人であれば、以下のようなCPAの評判を目にしたことがある人も、多いかと思います。
・講義/講師の質が高い
・テキストがわかりやすい
一方で、「この評判は本当なの?」と疑いたくなるのも事実かと思います。
そこで今回は、CPAの合格率が高い秘密をお伝えした上で、実際のところCPAってどうなの?といった点について、解説していきます。
実際CPAはどうなの?
合格率が高い理由はわかったところで、結局のところCPAってどうなの?という疑問が残るかと思います。
確かに算定方法次第では、合格率が10%以上は下がる可能性があります。
ただ、CPAの合格実績の算定方法を踏まえた上で言えることは、CPAのカリキュラムを信じて最後まで勉強すれば、一定の割合で合格できるということです。
また、慶應生や早稲田生ほど要領よくは勉強できず、彼ら・彼女より多くの勉強時間を必要とするかもしれませんが、逆に言えば時間さえ多くかければ受かる可能性は十分あります。
慶應生だろうが、早稲田生だろうが、その他の大学生だろうが、社会人だろうが、講義・テキスト・質問対応の質は同じCPAを受講していれば皆同じであり、違いは要領の良さ、つまりは必要な勉強時間のみと言えるためです。
さらに、通信制の合格者も当然に存在し、また2018年に水道橋校(日本大学の近く)と大阪梅田校を、2021年に新宿校も開校しており、受講者の対象を広げてもやっていけるという、CPAの自信がうかがえます。
CPAの公認会計士講座
それでは、CPAの講座の詳細について、見ていきましょう。
1) 初学者対象講座
基本的に、論文式試験の合格年度に応じて、各コースが設定されております。
例えば、2021年5月から勉強を開始する場合、以下のコースが設定されています。
⇒「2年コース(短答2回)」
⇒「2年速習コース(短答3回)」
⇒「2年超速習コース(短答4回)」
⇒「1年コース(短答1回)」
⇒「1年速習コース(短答2回)」
上記以外にも、短答式試験特化コースなどがあります。
各コースの金額の目安としては、以下をご参照ください。
(税込) | 通学 | 通信 |
2年コース (短答2回) |
790,000 | 658,000 |
2年速習コース (短答3回) |
790,000 | 724,000 |
2年超速習コース (短答4回) |
810,000 | 744,000 |
1年コース (短答1回) |
680,000 | 544,000 |
1年速習コース (短答2回) |
680,000 | 612,000 |
短答コース | 510,000 | 410,000 |
初学者の場合、直近の試験合格を目指す1年コースは避けたが方が賢明です。
1年でも早く合格したい気持ちはわかりますが、公認会計士試験合格には3,000時間以上の勉強時間が必要と言われており、1年以内に合格するのは現実的ではありません。
実際に私の場合は、一般的に言われている勉強時間の3倍程度かけて、何とか合格することができました。
2) 学習経験者対象講座
初学者と異なり、合格年度ごとにコースが用意されているわけではなく、直近の論文式試験までの上級コースが主な講座となります。
短答と論文の組み合わせで、以下の3つのコースが設定されています。
⇒上級総合ストレートコース
⇒短答受験コース
⇒上級論文マスターコース
上記以外にも、各科目別や担当講師別、テキストのみや答練のみなどのコースがあります。
また、通学と通信どちらを選択しても、講座の金額に違いはありません。(併用の場合はプラスで3万円発生します。)
各コースの金額の目安としては、以下をご参照ください。
(税込) | 通学or通信 |
上級総合コース | 450,000 |
短答受験コース | 280,000 |
上級論文コース | 320,000 |
3) 講座の特徴
・校舎開講時間中はいつでも質問OK
・質問対応は全て専任講師が担当
・通信でも電話で質問ができる
・テキストの質が非常に高い
・短答問題集をWeb上で解ける
・Webテキストも使用できる
・予約不要で自習室が使える
CPA公認会計士講座のメリット
東京CPAの公認会計士講座には、次のメリットがあります。
メリット
- 講義の質が高い(わかりやすい)
- 講師陣のフォローが凄い(TwitterのDMにまで対応)
- 合格率が高いため、安心して受講できる
講義の質が高い(わかりやすい)
東京CPAでは、各科目に有名講師が在籍しており、質の高い講義を受けることができます。
有名な講師陣(再掲)
- 国見健介 講師(財務):財務会計の有名講師
- 渡辺克己 講師(財務):LEC出身の有名講師
- 池邉宗行 講師(管理):LEC出身の有名講師
- 松本裕紀 講師(監査):TAC出身の有名講師
- 髙野大希 講師(租税):TAC出身の有名講師
もちろん私も全員知っていますし、実際に何名かの授業を受けたことがあります。
無料講義を受けてみれば分かりますが、非常に分かりやすいですよね。
なお余談ですが、他の予備校から講師陣を引き抜いているため、やや他の予備校と対立しているという裏話があります。
また『テキストの質が高い』というコメントも非常に多いです。
「範囲を網羅」していることは、長い受験生活の中で精神安定剤のような役割を果たします。
不安なまま勉強をしていたのでは、とても長続きしませんからね。
講師陣のフォローが凄い(TwitterのDMにまで対応)
こちらも受講生のコメントで多かったですが、講師のフォローが手厚いと評判です。
授業後の質問は当然として、常時、いつでも質問できるシステムは他にない良サービスです。
また驚きなのが、twitterでも質問を受け付けていることです。
オフの日も受講生のために質問に答える、ここまでサポート体制が整っている予備校は、他にありません。
合格率が高いため、安心して受講できる
東京CPAの最大の利点は「合格率が高い」ということです。
受講生の多さも大切ですが、一番大切なのは「本当に合格できるのか」ですからね。
40%を超える合格率というのは、業界的に見ても、異例の高さです。
合格率の高さは、予備校の質を判断する1つの指標です。
なお、高い合格率の理由をもう少し詳しく知りたい方は、パンフレットを入手されると良いでしょう。
具体的な勉強スケジュールなども分かりますので、リアルな受験生活をイメージできますよ。
CPA公認会計士講座のデメリット
東京CPAには、唯一デメリットがあります。
それは、受講料がやや高いという点です。
料金比較
- TAC:75万~85万円
- 大原:75万~85万円
- クレアール:45万~55万円
- 東京CPA:60万~75万円
大手のTACや大原に比べれば安いですが、業界的には「中くらい」の料金です。
「優秀な講師陣」「豊富なテキスト」「手厚いフォロー」を考えると、このくらいのコストは仕方ないと言えますね。
また、「特待生試験」を受けることで、最低でも5%、最大で25%の割引を受けることができます。
料金としては3万円~30万円の割引なので、もし受講する際は、こちらを必ず利用しましょう。
割引の詳細についても、パンフレットなど入手されると、手っ取り早く知ることができますよ。
CPAのテキストを利用してみた感想
まず、「テーマごとに、短答・論文ごとの重要性ランク付け」がされています。
これは他の予備校と同様ですが、「素晴らしい」と感じたのが、右下の青枠部分です。
返品調整引当金というテーマに関して、イメージ図を小さく記しています。
他の予備校のテキストでは、そもそも字の大きさ(ポイント)が全て均一です。
テキスト作成に係るコストを削減するためだと思うのですが、これでは緩急をつけた学習ができず、分かりやすさが物足りないです。
ここまで分かりやすいテキストは、初めて見ました。
「受験生がメモする時間」すらも、テキストに織り込まれているため、受験生の負担がだいぶ軽くなります。
講師陣の情熱が強く感じられます。本当に素晴らしい。
そしてもう1つ、重要性のランク付けも非常に細かいです。
テーマ毎だけでなく、更に細かな「論点ごと」にも重要性ランクが付されています。
受験生の気持ちをよく分かっているな…と感じる、非常に優れたテキストでした。
驚き。
まとめ:受講する前に、パンフレットを入手するのがオススメ
以上、東京CPA公認会計士講座の評判と口コミをまとめました。
東京CPAは、次のような方にオススメです。
東京CPAは、こんな人におすすめ
- 費用よりも、「確実に合格すること」を重視する方
- 優秀な講師の授業を受け、インプットの質を高めたい方
- 分からないところは、twitterなどですぐに聞きたい方
東京CPAの評判・口コミだけを見ていると、「東京CPAが一番良さそう」と感じるかもしれません。
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