「ミイダスの評判はどうなのだろう」「悪い口コミもいくつかあるけど大丈夫かな…」と、気になっていませんか?
結論、転職活動を本格的に進めていくのであれば、ミイダスを利用することはあまりおすすめできません。
そこで、転職コンサルタントとして数多くの転職者をサポートしてきた私が、2ch、Twitter、さらに幅広い「年齢」「性別」「年収」「業界」で500人以上を対象にした独自アンケートをもとに、ミイダスの悪い口コミ評判について整理し、検証しました。
これを読めば、ミイダスの悪い評判とその真偽、また事前に知るべき注意点が分かります。
ミイダスの悪い口コミ・評判まとめ(出典:自社調査)
ミイダスは、『doda』を手がけるパーソルキャリアと同グループの、ミイダス株式会社が手掛ける転職アプリです。
ミイダスには「自分の市場価値が分かる!」といった高評価の口コミも見られる一方、「年収の出し方が適当」「サポートがない」といった悪い評判もいくつか見受けられます。
そこで実際に、Twitterや2ch、そして『300名以上に実施した独自アンケート』の情報をもとに統計を取ると、ミイダスに寄せられる不満の多くは以下3点に集約できることがわかりました。
- 想定オファー年収があまりあてにならない
- 同じ企業がいくつもオファーを出してくる
- 転職サポートがあまり受けられない
それでは順に説明していきます。
悪い評判(1)想定オファー年収があまりあてにならない
口コミの中には、想定オファー年収があまりあてにならないという方が多かったです。
200万も高い推定年収出たけど本当?
出典:アンケート
年収2000万…
このように、年収想定の出し方に疑問を持った方は非常に多くいらっしゃいました。
悪い評判(2)同じ企業がいくつもオファーを出してくる
同じ企業から何度もオファーを受けたという人が非常に多かったです。
全く違う地域からのオファーがあった
サイト内は見易くていいと思った
企業の種類も豊富に感じた。
オススメされる企業が的外れなことが多い
地域も全く違うような所からのオファーもあった
転職サイト全般に言えるのかもしれないが、こういったサイトで紹介されている企業は学歴重視しているところばかりで自分にはあまり合わないと思った
元々サービス系の職種だったのに違う職種が多くて業務内容があまり頭に入ってこなかった
そのため、魅力がありそうな会社でも応募するのに躊躇ってしまった。
結果、自分に合うと思った企業を見つけることができず自社求人媒体での転職となってしまった。
企業側としては優秀な人材を見つけるためには有効な媒体だと思うが、自分がそうだったように、連絡までこじつけるのはかなり難しいのではないかという印象。
出典:アンケート
他のサイトと比べてオファーが少ない
最後に「転職サポートがあまり受けられない」について紹介します。
悪い評判(3)転職サポートがあまり受けられない
転職に関するサポートがあまり受けられなかった、という声も見受けられました。
サポートが全くない
では次の章で、ミイダスに関する悪い口コミについて検証していきます。
ミイダスの悪い口コミ・評判の真偽を検証
この章では以下の順で、ミイダスの悪い口コミを検証していきます。
- 検証(1)想定オファー年収があまりあてにならない
- 検証(2)同じ企業がいくつもオファーを出してくる
- 検証(3)転職サポートがあまり受けられない
それでは順に説明していきます。
検証(1)想定オファー年収があまりあてにならない
これは実際にそのような傾向があるようです。
そもそも想定オファー年収は情報を入力するたびに前後するのですが、何を根拠に前後しているのかが不明です。
例えば、「性別」「生年月日」「使う言語」の後に「お住まいの都道府県」が出て来るのですが、これで「東京」を選ぶか「埼玉」を選ぶかだけで年収に100万円近い差が出ます。
実際、埼玉には都心にアクセスもよく、東京にも余裕で通える立地で、そこまで通勤事情は変わらないはずです。
そういったところも含めると、何をプラスに評価し、何をマイナスに評価しているのか、という点に疑問が残ります。
加えて、年収の想定オファーの出し方が不透明です。
サンプルとして、東京都内で働いている28歳(男性)3名にオファー算出をしてもらったところ、全員同じような想定年収が出ました。
職業 | 現年収 | 想定年収 | 仕事内容 | |
A | 銀行員 | 660 万円 |
845 万円 |
メガバンク勤務 |
B | エンジニア | 470 万円 |
855 万円 |
アプリ開発に携わるエンジニア |
C | テレアポ | 450 万円 |
842 万円 |
電話で提案営業 |
正直、似通った学歴や社会人歴を持つ人は、同じような数字が出るのでは..?と疑いたくなります。
検証(2)同じ企業がいくつもオファーを出してくる
これも実際に、そのような傾向があるようです。
実際に来たオファーを4件チェックしたところ、その4件が全て同じ会社からのオファーでした。
このように、実際「こんなにオファーがもらえた」と喜んでも、蓋を開けると同じ会社のオファーばかり…というケースもあるのです。
検証(3)転職サポートがあまり受けられない
転職サービスには下記の2つのタイプがあり、「ミイダス」は右側の自分で情報を集めて頑張るタイプ(以下、「転職サイト」)です。
ミイダスを運営する「パーソナルキャリア社」には『doda』という転職サービスがあり、これが左側の担当者がつくタイプです。
担当者がつくタイプを「転職エージェント」と呼びますが、転職エージェントでは担当者がやってくれることをミイダスでは自分でやらなければいけません。
そのため、履歴書の添削・面接対策といったサポートは受けることができないのです。
ただし、どんどんオファーが来るので、情報を集める手間はほとんどありません。
ここまでのまとめ
以上の悪い評判を再掲します。
- 想定オファー年収があまりあてにならない
- 同じ企業がいくつもオファーを出してくる
- 転職サポートがあまり受けられない
検証の結果、ミイダスの悪い評判は全て本当であることが分かりました。
しかし、「ミイダスを利用してよかった!」という声を聞くのも事実です。
ミイダスを利用するメリット
ミイダスを利用するメリットは、大きく以下の2つです。
- 自分の市場価値がざっくり理解できる
- 適正診断が受けられ、今後のキャリアに生かすことができる
では、順に紹介していきます。
自分の市場価値がざっくり理解できる
ミイダスでは、自分の市場価値がざっくり理解することができます。
ミイダスで必要事項を登録し終わると、以下のように現在の市場価値がいくらか算出されるので、目安にしましょう。
加えて、類似したユーザーがどれくらいの年収なのかといった目安がわかるようにもなります。
そのため、今の自分の年収がおよそいくらになって、自分と似た経歴を持つユーザーがいくらもらっているのかが、およその範囲でわかるようになります。
上記の悪い評判で紹介した通り、年収の算出方法は不透明であるため、あくまでも参考程度に利用するのがベストです。
市場価値診断に納得感
転職アプリ、求人アプリでは簡単な登録で登録終了となるアプリが多かったのですが、ミイダスはかなりしっかりとした情報を求められるので示された市場価値に信憑性があります。
プロフィールや直近の学歴・職歴、語学・資格などの情報をタップしながら答えていくだけなので、簡単なのですが、聞いていることは深いところまで質問してもらえます。
この診断で想定オファー年収が分かります。
年収別にどのくらいのオファーがあるか分かるのですごく便利です。
またUIもとても見やすく使いやすいので本当に便利な転職アプリだと思います。
市場価値を可視化してくれる点が良い
市場価値診断では回答によって条件に合致した企業の数や類似ユーザーのオファー年収実績などの数値が変動するので面白い。
回答はほとんど選択形式なので苦にならない。
不満な点があるとすれば、グラフで可視化できるのはいいがアプリが少し重いこと
適正診断が受けられ、今後のキャリアに生かすことができる
ミイダスに登録すると、コンピテンシー診断を受けることができます。
これらは、自身のキャリアをどのように設計するかといった指針になるので、両方とも受けておくことをおすすめします。
コンピテンシー診断
コンピテンシー診断を受けると、以下のようなことがわかります。
- 適正が高い職種・適性が低い職種
- 必要とされる能力要素
- マネジメント資質
- 上司との相性
- ストレスに感じやすい活動・条件・環境
そのためこれから仕事探しをしていく上で、自分がどういう軸で転職活動をしていけばいいか明確になります。
自己肯定感が低かったが自分に価値を見出せた
でも納得がいかないことも多々あって、少し強い気持ち持って転職活動始めました。
ミイダスは自己アピールが得意になれるよう、自分の価値を見出せます。使い始めて良かったなと痛感してます。
自分に向いている仕事を知ることができた
どんな仕事に就きたいのか漠然としていましたが、こういう仕事が合っていると認識することが出来ました。
ミイダスを利用する流れ
ここでは、ミイダスを利用する流れを次の3ステップにわけて解説します。
- 情報を入力し市場価値を調べる
- アカウントを作成し登録する
- 詳しいプロフィールを登録する
1.情報を入力し市場価値を調べる
登録前でも利用できる市場価値診断をおこないましょう。入力項目は次のとおりです。
- 基本情報(性別・生年月日・居住している都道府県)
- 第一言語
- 最終学歴(分類・学校名・学部・卒業年)
- 6ヵ月以上の離職経験の有無
- これまでの経験社数
- 現在の在職状況(現職または離職・入社年月・退職年月)
- 現在または直近の就職先企業名
- 上記企業の情報(事業の分類・従業員数・契約形態・年収・役職)
- 上記の企業で得たスキル(職種・経験のある業務・経験のある役割・その他の業務やスキル)
- 新規プロジェクト立ち上げ経験の有無
- ビジネススキル(マネジメント経験年数・マネジメント経験人数)
- 保有する資格(語学・Excelスキル・普通自動車免許の有無・その他)
これらの入力が完了すると、「選考条件に合致した企業数」「類似ユーザーオファー年収実績(平均)」「面接確定オファー件数」が表示されます。
2.アカウントを作成し登録する
市場価値診断の結果画面に「ミイダスに登録してオファー内容を見る」というリンクが表示されます。クリックすると情報登録画面に遷移するので、Facebookアカウントまたはメールアドレスでユーザー登録しましょう。
アカウント作成後、プロフィール情報を公開したくない企業(現職の企業など)、最低希望年収、希望勤務地、自信のある職種とスキルを入力すれば完了です。登録が完了すると面接確約オファーの内容を閲覧できます。
3.詳しいプロフィールを登録する
ユーザー登録後はコンピテンシー診断、パーソナリティ診断、プロフィール情報の入力をおこない、企業に公開する情報を充実させましょう。情報を充実させることで企業側に自分のスキルや特性を知ってもらい、マッチング精度を高めるためです。
なお、企業側は人材を検索する際に1,733種類の項目で絞り込み、自社の求人に合う人材を検索できる仕組みになっています。具体的には「マネジメントの資質」「ヴァイタリティ」「人あたり」「プレッシャーへの耐力」などです。
ビジネスマンとしての資質だけでなく人柄も検索項目にあります。マッチ度の高い企業で長く働くことを考えるなら、正直な情報を入力するよう心がけましょう。
\興味を持った人はこちら/
ミイダス登録はこちら(無料)
ミイダスでよくある質問
最後に、ミイダスに関するよくある質問5つに回答します。
ミイダスの求人は正社員のみ?
ミイダスの求人は正社員と契約社員が大半です。役員・業務委託・派遣社員・アルバイトなどの雇用形態を選ぶことは可能ですが、求人数は多くないといえるでしょう。
正社員または契約社員以外の雇用形態を望むなら、ミイダス以外の転職サービスも併用することをおすすめします。
求職者から応募はできる?
企業からのオファーがない限り、求職者から求人情報を閲覧して応募することはできません。求人への出会いの数を増やすために、プロフィールを充実させましょう。
プロフィールを充実させることに手間と時間を割いておけば、面接確約オファーが届く可能性が高まるため、その後の転職活動にかかる時間や手間は省けます。
面接の日時はどのように決める?
オファーに対する応募をしたあとは、すべて自ら企業とやりとりして決めることになります。面接の日時の調整や条件交渉などは積極的におこないましょう。
なお、オファーへの返信はミイダスのサイトやアプリ上でおこなえますが、企業が電話やスカイプでの連絡を許可している場合もあります。オファーに返信するときに、使用可能な連絡手段を確認しておくのがおすすめです。
ミイダスを上手に活用するコツは?
ミイダスを上手に活用するためのコツとして、次のようなポイントを押さえておきましょう。
- プロフィールや診断結果を充実させる
- オファーが来た企業のことをよく調べる
- ほかの転職サービスと併用する
オファーに記載してある求人内容だけでなく、その企業のことを自分で調べることが大切です。求人内容だけでは、企業の雰囲気や悪いところまではわかりません。公式サイトに記載のIR情報、実際に働いている人や辞めた人の口コミがわかるサイトなどを活用し、情報収集しましょう。
また、ミイダスでは出会えない求人が自分に合う可能性もあるので、複数のサービスと併用することもおすすめです。ミイダスでスカウトを待ちつつ、転職サイトに掲載されている求人に応募したり、転職エージェントに相談したりしましょう。
ミイダスの退会方法は?
ミイダスを退会する手順は次のとおりです。
- ログイン
- 「設定を変更する」をクリック
- 「アカウント」をクリック
- 「退会」をクリックし、退会した場合の詳細を確認
- 「上記内容を理解して退会する」をクリック
- 退会理由を選択
- 提示された解決方法が該当しなければバツマークを押して次へ
- アンケートに回答
- 完了
退会するとユーザー情報が削除されるため、再度利用するときはすべての情報を登録しなおす必要があります。
まとめ
ミイダスは自分の市場価値や自分の特性を知るために役立つサービスであることがわかりました。また、企業からのオファーを待つ仕組みなので、転職活動を受け身で進められることも大きなメリットです。
ただし、市場価値診断で提示される年収はあくまでも参考程度であることや転職エージェントのようなサポートはないことなど、メリットばかりではない面もあります。
ミイダスを活用しつつ、ほかの転職サービスと併用することでデメリットの部分を補いましょう。
コメント